2021.12.16
ベジタリアン料理

きのこナゲット

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ウェルカムんちゅになるには異文化理解も大切です。「食」に対する考え方も、国や信仰によってはそれぞれです。 今回は、身近な県産食材を使い、ちょっとした工夫で異文化の「食」が体験できる簡単レシピをご紹介します。 ぜひ、ご家庭で楽しみながら味わってみてください。

“ベジタリアン料理”とは、「菜食主義に基づく食事法」のことで、肉や魚といった動物性食品を使わない料理のことです。主義、信仰、信条などによって食べられるものの範囲や戒律が異なります。
材料

【材料(4人分)・調理時間:約20分】

県産しいたけ:2枚
エリンギ:2本
クロアワビタケ:2本
*きのこ類はお好みのもので可
■醤油:小さじ2
■生姜汁:小さじ1
□小麦粉:大さじ2
□ドライおから:大さじ1
□ドライサクナ:小さじ1
*サクナとは長命草のことです
油:大さじ1

【1人分あたりの栄養情報】

エネルギー:57kcal
タンパク質:2.0g
脂質:3.5g
炭水化物:5.5g
塩分:0.4g

【ドライサクナの作り方】

①洗ったサクナの葉と葉脈を切り離す。
②水分が残っていたら、タオルペーパーなどでふき取る。
③②をレンジ皿の上に並べ、水分がなくなるまで加熱する。
④パリパリに乾燥したら、ポリ袋に入れ、握るようにして細かく砕く。

①きのこ類は3cm程の長さに切る。

①をポリ袋に入れ、めん棒でたたいて細かくつぶす。

③②に■印を入れ、もみ込み味つけをする。

④③に□印を加えてまとめる。

⑤④を一口大にする。

⑥フライパンに油を入れ温め、⑤を両面こんがりと焼く

調理のポイント −Tips−

  • きのこを、めん棒でたたくことにより肉に近い食感になります。
  • 県産きのこはお好みのものを2~3種類合わせて160g位でOK。
  • ドライおからの代わりに、小麦胚芽または全粒粉でも良いです。
  • サクナは長命草のことです。代わりにカンダバー、ニガナやパセリを使ってもOK。
  • 県産きのこは、汁物で活用が多いので、レパートリーを増やすために、今回はナゲットを提案しました。お弁当にもおつまみにもぴったり!冷凍して、一品足りない時にも使えます。冷凍後は弱火で時間をかけて温めてください。

カエ先生からコメント −comment−

県産きのこは良いものがたくさんあるので、色々食べてほしいです。今回のレシピでは、しいたけ、エリンギ、クロアワビタケを使っていますが、数種類をお好みで試してみてください。県産きのこは、食物繊維、ミネラル、ビタミンなど日本人が不足しがちな栄養素がたっぷり!えのきだけ、ぶなしめじ、エリンギ、しいたけ、くろあわびたけ、あらげきくらげがあり、菌床も県産です。やんばるの間引きした木と落葉を粉砕して固め、菌をつけます。県産野菜は土や肥料は県産でない場合もありますが、県産きのこは土まで県産品なのです。やんばるの自然環境を守ることにも繋がっています。県産きのこの生産は伸びていますが、使い方がわからない方も多いのではないでしょうか。鍋以外にも、炒め物にも使えますよ。

コラム −column−

●世界のベジタリアン人口 観光庁の調査によると、ベジタリアンが多い国は、1位インド(28%)、2位台湾(14%)、3位ドイツ(10%)、4位カナダ(9%)、5位はシンガポールとイタリア(7%)です。実際に訪日したベジタリアンが多い国は、1位台湾(39%)、2位中国(20%)、3位韓国(10%)、4位米国(5%)、5位香港(4%)です。

出典: 観光庁「飲食事業者等におけるベジタリアン・ヴィーガン対応ガイド」令和2年4月版