ウェルカムんちゅになるには異文化理解も大切です。「食」に対する考え方も、国や信仰によってはそれぞれです。 今回は、身近な県産食材を使い、ちょっとした工夫で異文化の「食」が体験できる簡単レシピをご紹介します。 ぜひ、ご家庭や飲食店でこちらのレシピを参考に県産食材の多彩な魅力を発見してみてはいかがでしょうか。
①カラシナは、トッピング用少々を取り置き、残りを塩でもみ柔らかくなったら粗みじん切りにし固く絞った後、ごま油を熱したフライパンで炒め、昆布だしで味を調える。
②トッピングのカラシナと輪切りにしたニンジンは塩を加えた湯でゆでて、カラシナは3 ㎝ほどの長さに切っておく。
③厚揚げ、エリンギ、椎茸は7 ㎜ほどのさいの目切りにし、ショウガはみじん切りにする。
④ごま油を熱したフライパンで③を炒め、甜菜糖、しょう油、椎茸の戻し汁で汁がなくな るまで炒め煮にし、五香粉を加える。
⑤どんぶりにご飯を盛り、①のカラシナ炒め、④の具材をのせ、トッピングのカラシナ、ニンジンを添える。
●五葷フリーとは何か
「五葷(ごくん)」とは主に、ニラ、ニンニク、ラッキョウ、アサツキ、ネギなどの強い匂いがする野菜が該当し、地域や時代によってその5種類の野菜は変わります。
仏教では五葷を食べないという規定があります。その理由として、「匂いが強く、修行の妨げになるから」、「これらの野菜を食べてしまうと、強欲になってしまうから」などの説があります。
このような宗教上の背景から、アジア・インド圏には、五葷を食べない、オリエンタルベジタリアン(オリエンタルヴィーガン)が多く存在します。