ウェルカムんちゅになるには異文化理解も大切です。「食」に対する考え方も、国や信仰によってはそれぞれです。 今回は、身近な県産食材を使い、ちょっとした工夫で異文化の「食」が体験できる簡単レシピをご紹介します。 ぜひ、ご家庭で楽しみながら味わってみてください。
①鶏肉は塩で下味をつけ、食べやすい大きさに切る。
②ネギは小口切りにしておく。
③鍋にオリーブオイルと鶏肉を入れ、シトラススライスを入れてフタをする。
④鶏肉に火が通るまでゆっくり加熱する。
⑤シークヮーサー果汁をサッと回し入れて香りを添える。
お皿に鶏肉を置いて、ネギを散らす。
●アジアとイスラム教徒 実はイスラム教徒が一番多いのは日本も属するアジア地域で、世界中のイスラム教徒約16億人のうち約10億人、なんとアジア人口の60%を占めています。沖縄から近い国の中ではインドネシアが世界最大のイスラム教徒人口を有しています。 ●ムスリムで禁じられている食べ物① ムスリム(イスラム教徒)は、死肉、血、豚肉などが禁じられています。死肉とは、イスラム法的にと畜されなかった動物肉を含めます。血とは、動物から流れる血で、と畜後に体内に残った血ではありません。豚肉は、不浄とされ、豚の体内から抽出したもの、脂肪や皮や毛など全てを含みます。
学校・病院・企業内での管理栄養士を経て、1991年にヘルスプランニングカエとして独立。2015年12月には(一社)トータルウエルネスプロジェクトオキナワを設立。料理&運動教室の運営、県内複数の医療・教育機関にて健康指導、体験型の食農教育を行う。県産食材活用した商品・レシピ開発の実績も多数あり。食・健康・美容情報を各種メディアで発信中。講演活動を国内外でも行い、三浦雄一郎氏や茂木健一郎氏との対談実績もあり。