2021.11.30
ムスリム料理

鶏肉のシトラス蒸し

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ウェルカムんちゅになるには異文化理解も大切です。「食」に対する考え方も、国や信仰によってはそれぞれです。 今回は、身近な県産食材を使い、ちょっとした工夫で異文化の「食」が体験できる簡単レシピをご紹介します。 ぜひ、ご家庭で楽しみながら味わってみてください。

“ムスリム料理”とは、イスラム教を信仰する人(ムスリム)が食べることの出来る食材を使った料理のことです。食べられる食材を「ハラル」、食べられない食材を「ハラム」、地域や宗派や戒律の厳しさによって判断が分かれる食材を「シュブハ」と呼びます。“ハラル料理”と呼称されることも多いです。
材料

【材料(4人分)・調理時間:約15分】

鶏モモ肉:4枚
*鶏ムネ肉、白身魚、エビでも可
塩:適量
オリーブオイル:大さじ1
水:大さじ2
シトラス:1/4個
*シトラスとは、レモン、ライム、オレンジ、カボス、シークヮーサーなどの柑橘類
*お子様向けに甘みを出したい場合はオレンジやタンカンなどを使うとよい
シークヮーサー果汁:小さじ1
ネギ:適量

【1人分あたりの栄養情報】

エネルギー:177kcal
タンパク質:28.0g
脂質:6.3g
炭水化物:0.3g
塩分:0.4g

①鶏肉は塩で下味をつけ、食べやすい大きさに切る。

②ネギは小口切りにしておく。

③鍋にオリーブオイルと鶏肉を入れ、シトラススライスを入れてフタをする。

④鶏肉に火が通るまでゆっくり加熱する。

⑤シークヮーサー果汁をサッと回し入れて香りを添える。
お皿に鶏肉を置いて、ネギを散らす。

調理のポイント −Tips−

  • あっさり、さっぱりしたシトラスの香りを楽しんでほしいです。サラダチキンのイメージでしっとりと香りをつけて仕上げます。塩分を減らしてヘルシーに。
  • 蒸し料理は蒸し器を使う、手間がかかるイメージを持っている方が多いと思いますが、鍋でも蒸し料理が簡単にできます。
  • 今回、月桃を敷いていますが、レタスでも良いですよ。お好みでレモングラスやローズマリーなどご家庭にあるものを使って香りを楽しんでほしいです。アロマが好きな方におすすめ。見栄えも良いですよ。

コラム −column−

●アジアとイスラム教徒 実はイスラム教徒が一番多いのは日本も属するアジア地域で、世界中のイスラム教徒約16億人のうち約10億人、なんとアジア人口の60%を占めています。沖縄から近い国の中ではインドネシアが世界最大のイスラム教徒人口を有しています。 ●ムスリムで禁じられている食べ物① ムスリム(イスラム教徒)は、死肉、血、豚肉などが禁じられています。死肉とは、イスラム法的にと畜されなかった動物肉を含めます。血とは、動物から流れる血で、と畜後に体内に残った血ではありません。豚肉は、不浄とされ、豚の体内から抽出したもの、脂肪や皮や毛など全てを含みます。

伊是名カエ

伊是名カエ

管理栄養士・健康運動指導士・琉球料理伝承人

学校・病院・企業内での管理栄養士を経て、1991年にヘルスプランニングカエとして独立。2015年12月には(一社)トータルウエルネスプロジェクトオキナワを設立。料理&運動教室の運営、県内複数の医療・教育機関にて健康指導、体験型の食農教育を行う。県産食材活用した商品・レシピ開発の実績も多数あり。食・健康・美容情報を各種メディアで発信中。講演活動を国内外でも行い、三浦雄一郎氏や茂木健一郎氏との対談実績もあり。