目に見えるものの中では、海です。天気の良い日の海は、昼も夜も好きです。海の匂い、波の音を聴きながら、どこまでも続いている海を見ていると穏やかな気持ちになります。目に見えないものの中では、故郷を愛する心です。沖縄の人はなぜ故郷を愛する心が強いのか?そしてなぜ、子孫にその心を継承できるのか?いろいろな理由があると思いますが、これこそ沖縄が日本、そして世界に誇れる文化だと思います。
とても愛情を感じました。どこに行っても丁寧に対応してくださり、「世界のウチナーンチュ大会」のスタッフ一人ひとりが、仕事ではなく奉仕の気持ちでもてなしてくれたことが伝わりました。
沖縄と韓国は違いよりも共通点が多いと思います。例えば、韓国も地元愛が強いため、同郷の人と会ったら「カメーカメー」が始まります。そのため、おもてなしは形式なものではなく、家庭的な温かさを感じます。地元意識が強い地域には、苦労した歴史があるという特徴があると思います。沖縄も、韓国も、地上戦を経験しているため、人と人との絆が強く、お互いを助け合う「ゆいまーる精神」が今も継承されていると思います。あえていうならば、沖縄のおもてなしにはきめ細かい配慮や計画性がありますが、韓国のおもてなしはもっと大胆で突発的だと感じます。
今回の1週間の滞在で不便に思ったことがサービスにつながると思いますので、お伝えします。まず、急な雨の時の対応。旅行者は極力、荷物を減らして観光するため、傘を一時的に借りられるところがあると助かります。次に、空港の営業時間。朝9時に出発する便を利用するために8時前から空港で待機していましたが、開いているお店が少なかったです。また、イベント会場の近くの駐車場が不足していると感じました。国際通りでのパレードの時や開会式、閉会式の時、駐車場を探すのに時間がかかりました。
私は韓国の人たちが沖縄の人たちを愛していることに気がつきました。首里城火災の時には韓国の友人知人から慰めの連絡が来ましたし、沖縄に台風が通過する時にも、心配の連絡が来ます。
そして、一度沖縄旅行をした人は、次は周りの人たちを巻き込んで沖縄への旅行を企画しようとします。中には、沖縄の人と結婚したいという若い女性もいるほどです。これは、沖縄の自然や伝統、文化などを大事に守ってくれている沖縄県民の皆さまのおかげです。カムサハムニダ。