ウェルカムんちゅになるには異文化理解も大切です。「食」に対する考え方も、国や信仰によってはそれぞれです。今回は、身近な県産食材を使い、ちょっとした工夫で異文化の「食」が体験できる簡単レシピをご紹介します。 ぜひ、ご家庭や飲食店でこちらのレシピを参考に県産食材の多彩な魅力を発見してみてはいかがでしょうか。
①パパイヤ、にんじんは長さ5cmの千切りにし、さやいんげんは斜め切りにする。パパイヤは一度水にさらし水気を切っておく。
②とうがらしと、にんにくと干しエビはみじん切りにする。ミニトマトは1cmほどの大きさに切る。
③ボウルに全ての材料を入れて混ぜ合わせ、皿に盛り付けた後お好みでパクチーをトッピングする。
●ムスリム向けに一工夫
日本各地の名物料理をムスリム向けに提供するためのさまざまな工夫があります。揚げ油には動物性ではなく植物性の油を使います。豚肉を揚げた油、ハラルではない肉を揚げた油は、植物油であってもムスリムの方は使用できません。汁物にはアルコール無添加の醤油、みりん風調味料を使用し、鍋物は鰹だしや昆布だしを強めにとります。洋食は肉の代わりにツナなどの魚介類で代用し、味が弱い場合は塩を多めに使用します。デザートにはゼラチンではなく寒天を使うなどの工夫ができます。