ウェルカムんちゅになるには異文化理解も大切です。「食」に対する考え方も、国や信仰によってはそれぞれです。 今回は、身近な県産食材を使い、ちょっとした工夫で異文化の「食」が体験できる簡単レシピをご紹介します。 ぜひ、ご家庭で楽しみながら味わってみてください。
①車麩は切らずに水に浸けておく。
②人参は粗千切りする。
③人参ともやしを塩こしょうで炒める。(油分量外)
④板のりの上にしその葉、人参、もやしをおいて溶き卵をスプーンでたらし巻く
⑤戻した麩を絞りほどいて広げておく。
⑥巻いておいた■印(④)を麩で巻く。
⑦フライパンに油を温め、⑥の表面に、残っている卵液をつけて弱火~中火でゆっくり焼く。
⑧転がしながら全体をきつね色に焼き、食べやすい大きさに切る。
麩はヒラウコー(線香)と同じ原料から作っています。水と小麦粉を手でまとめると、手の中に残るものがグルテンで麩になり、水の中に溶けて沈殿したものがデンプンでヒラウコーになります。麩は副産物を利用したものなんですよ。
●「食」の考え方の多様性 ひとまとめにベジタリアンと言っても、ヴィーガン、フルータリアン、ラクト・ベジタリアン、ラクト・オボ・ベジタリアンなど、主義、信条、信仰などによって細分化されており、それぞれ食べられるものの範囲や考え方が違います。日本で禅宗が広めたとされる「精進料理」や、日本で確立された食事法「マクロビオティック」も動物性食品を避けるという点ではベジタリアンと似ていますが、「食」に対する捉え方、考え方が異なります。 ●沖縄は全国的に見てベジタリアンは多い? 2016年から沖縄ヴィーガンフードフェスが開催され、2019年には県内の飲食店経営者でつくる「沖縄ヴィーガン協会」が設立されました。2019年現在県内には約40店舗のベジタリアンやヴィーガン料理の専門店があり、面積当たりの店舗数では全国でも上位に入ります。